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オカダ・カズチカのプロレス「意外性」と「感情」


      [ 2016/11/02] プロレス 新日本 編集

オカダカズチカのプロレス天龍源一郎の引退試合の相手を務め、その後のドーム大会でも棚橋に勝利し、4月の両国で内藤相手にベルトを落としても、その後の大阪城ホールで奪取し、再びIWGPヘビー級王者になったオカダ・カズチカ。

彼のプロレスは基本的な流れを大事にしているように思える。フライングメイヤーからのランニングドロップキック、リングに寝かせてからのセントーン・アトミコ、ボディスラムからのダイビングエルボードロップ。相手が座っているところにランニングヨーロピアンアッパーカット。

基本に忠実であり、技は丁寧だし、昔ながらの技をダイナミックに出しているだけなのにスゴく見える。レインメーカーポーズからのレインメーカー、または3発連続で叩き込むレインメーカー。

どこも非の打ち所がないように見えるのだが、ファンとして見ていて気になることはある。それは試合中の「意外性」だ。

オカダプロレスの意外性


「ここでこの技が来るんだろうな」


こちらがそう予想したものの上を行く展開があまり見られない。見られるのは東京ドーム限定と言ってもいいぐらい、オカダのプロレスにはサプライズ要素が少ないような気がしていた。

まさかそんなことまでやるとは!


私はオカダの試合を見ていて、この感覚をずっと待っていたが、それはついに訪れた。2016年10月10日の両国大会だ。この日のメインイベントは「オカダ・カズチカvs丸藤正道」。

試合の最後にオカダの「ひらめき」が花開いた。なんと丸藤に対して三沢光晴のエメラルド・フロウジョンをくり出したのだ。まさかの展開だった。四天王プロレスを知らない世代のオカダが、ノアの象徴だった三沢の技を出す。これだけでもう満点。最高だった。ものすごく興奮した。

第9試合|10/10(月) 16:00 東京・両国国技館|戦国炎舞 -KIZNA- Presents KING OF PRO-WRESTLING|大会結果一覧|Match Information|新日本プロレスリング


ああいう「ひらめき」を含め、もっともっと試合中の「意外性」がほしいと思ったが、それはぜいたくな悩みなのだろうか。オカダがてっきり打撃系で来るかと思いきや、終始関節技がすごかったとか、そういう意外性がもっともっとほしい。別に激しい打撃を見せてくれとか、そういったことではない。

「ここまでは予想してたけど、まさかそう来るとは思わなかった」


すごく勝手な希望だけれど、見ているこちらにそう思わせてほしい。

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今回の記事は以下のNumberの記事を見て感じたことだ。

オカダ・カズチカ「ひらめき」の勝利。1.4東京ドームは、オメガとの心理戦へ。 - プロレス - Number Web - ナンバー


ドームでの対決を前に、ケニー・オメガから

お前には特別な何かがない。ハートが欠けている。感情がない。情熱がない。ハングリーさがない。


と言われたオカダは素直にそれを認めた。

個人的に思うことだが、オカダは感情を隠している、または意識的に抑えているのかなと思うことがある。かつて棚橋との試合後に泣いたりはした。試合中に気合を入れたり、激高したりする場面もあるのだが、どうしても違和感がある。テレビやネットの映像を通して見ているからそう思うのだろうか。

ただ、実際、会場でオカダを見たら「すごい!」の一言しかない。

オーラはあるし、あの長身でダイナミックな技を出して会場が盛り上がる。会場でオカダの試合を見ていたら、いつの間にかフィニッシュのレインメーカーを期待している自分がいた。そうさせた時点で、観客との闘いはオカダの勝ちなのだろう。

一方、新日本プロレスワールドなどで見るオフショットの彼は「いい人」そのもの。それこそ、「岡田かずちか」時代の素顔が見えるのだが、リング上での彼はパーフェクトだ。スキルやルックス、技などはもうこれ以上進化のしようがないんじゃないかと思うぐらい素晴らしい。小学生のころからずっとプロレスを見てきて、ここまでパーフェクトなスキルを持ったレスラーというのは初めて見る気がする。

両国大会の熱量


だが、ケニーが言う「ハングリーさ」などに代表される「感情」の部分がどうしても気になる。

闘龍門から新日本プロレスに入り直して、新弟子から始めたオカダ。ハングリーさがないわけがないし、感情面だって気の強いところがあって当然。それがなければ、いまの時代のプロレスを牽引することなど、到底できないからだ。

その面を、あえてオカダは隠しているのか、または自分が目指すレスラー像があり、それに向かっているだけなのか。個人的にはそれがまだ見えてこない。

ケニーは勝利に必死なところが見える。動きがムチャクチャに見えて理にかなっており、片翼の天使にどうやって行くかというパターンが無数にあるように思える。こないだの両国大会でも、フィニッシュは「リストクラッチ式片翼の天使」だった。アレンジを加えてきたわけだ。

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10月10日の両国大会。メインは最高潮に盛り上がった。だが、直前の権利証争奪戦、NEVER王座戦に比べると「まとまっているな」という印象を持った。もちろん、これはいいことだと思う。

それまでの新日本プロレスは、不透明決着が数多くあった。ワールドプロレスリングを見ていて、さあ、これからメインが始まるんだという期待感があったにもかかわらず、反則や乱入で試合が数分で終わってしまったこともあった。

あれはストレスが溜まった。テレビで見ていたこちらはまだいいとしても、チケットを買って会場に入ったお客さんの立場であれをやられたら、もしかしたら二度と行かない人が出てくるのではないかと思っていた。

こちらが求めているのは、3カウントかギブアップでのしっかりとした決着。乱入や反則はあくまでもスパイス。やっぱりリング上で男と男が闘うからには、きっちりした決着を付けてほしいと思うのは当然だと思う。

だが、やはり昭和のおっさんからすると「ハプニング」とか「サプライズ」といった言葉に飢えているのも事実。オカダのプロレスを見ていると

「試合中に何かすごく意外なことやってくれないかな」


と密かに期待してしまっているのは、ハプニングを期待しすぎている自分の悪い癖なのかなと自問自答している。

オカダがいないと締まらない


いまのオカダのプロレスは最高だと思っている。年齢的なことを考えれば、28歳でキャリア12年。このキャリアが20年近くになったとき、オカダのプロレスがどのように変化しているのか想像もできない。

私は、今回の記事を書いていくうちにあることを思った。

「ちょっと多くを求めすぎなのかな」


と。

この年齢でここまで団体の顔として引っ張っているレスラーがいて、そのファイトスタイルも完璧にハマっている。そこに「意外性」だとか「サプライズ」を求めるということ自体、ぜいたくな悩みなのではないだろうか。オカダのプロレスに変化をつけるなら、もう意外性ぐらいしかない、という見方をしてしまっていること自体、オカダがパーフェクトなレスラーなのではないだろうか。

興行全体で見ると、オカダの試合がないと締まらない。最後の最後にオカダが締めて終わる。そうすると、なんだかスポッとハマったような感覚になれるのだ。

これはもはや、オカダがメインイベンターとして最高のプロレスラーになったということなのだろうか。

「オカダじゃないと締まらないな」


そう思った時点でもうオカダは完璧なのかもしれない。

まだ28歳という若さで、ここまで大きなプロレス団体の興行を締めている者がいるだろうか。「興行の締め」という部分で完璧にそれを遂行できるレスラーというのはそう多くない。もちろん、内藤哲也の「デ・ハポン」大合唱で締まるのも最高に楽しい。

オカダは「あるべき興行形態の理想像」を体現していると思う。王者としての闘いをして興行が終わる。これは初めてプロレスを見た人にもっとも強く伝わる部分ではないだろうか。

オカダは棚橋になった?


棚橋弘至はつねに

「僕はどんなときも、全員が初めてプロレスを見る人だと思って話している」


と、自著『棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか』の194ページで書いていた。

また

「俺の試合は入り口でいい」


とも書いていた(同著189ページ)。自分の試合を入り口として、他の試合を見てくれたら…という思いがあると。

入り口としてわかりやすいプロレスを魅せることで、新規のファンも見やすい環境をみずからつくり上げていた。

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もしかしたら、オカダはもうその位置にいるのではないかと思った。

「入口」としてのプロレス。オカダのプロレスを見れば、新日本プロレスのプロレスはこういうものなんだというのがすぐにわかる。だからファイトスタイルやパターンを崩さないのは、オカダの絶対的なこだわりがあるのだと思う。

プロレスゲームで言ったら、パラメーターMAXのレスラーがトップにいて、さあ、マッチメイクモードであなたは何をする?と言われたら、私ならたぶん「オールラウンドになんでもできる人」を使うと思う。そして興行の最後には、「これぞプロレス」という王道パターンで勝つように試合を組み立てていくと思う。PS2ゲームの『キングオブコロシアム2』でも実際、そうやっていた。


私はプロレスラーではないからそのあたりの内部事情はわからないけれども、もしかしたら「団体の顔」として君臨するためには、メインで過度な「サプライズ要素」があってはならないのかもしれない。

ひとつの興業を「パッケージ」とするなら、そのトリを飾るIWGPヘビー級王者というのは、私のようないちファンが考える以上に何段階も上のレベルで考えているだろうし、その上でクールに決める。そんな王者像がオカダの中にはあるのではないかと思った。

新日本プロレスが世界に羽ばたくため、クールでカッコイイ、パーフェクトな王者。それがオカダ・カズチカというレスラーの目指す頂点なのではないかと。

オカダがあと10年経ってもまだ38歳だ。ちょうど棚橋王者時代の年齢にオカダがなったとき、どうなるのか想像もつかない。そう考えると、最初のほうで私は「進化のしようがないんじゃないか」と書いたが、彼はまだまだ進化途中であり、意外性やサプライズ性、会場の雰囲気づくりも含め、これからの成長が楽しみなレスラーであることは間違いない。


オカダ・カズチカは凱旋から4年が経った。だが、まだまだ底が知れない。進化途中の完璧な王者が、これからどんな景色を見せてくれるのか。いまから楽しみで仕方がない。

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オカダ・カズチカ|選手名鑑|DataBase|新日本プロレスリング
オカダ・カズチカ(@rainmakerXokada)さん | Twitter


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